巻き肩はなぜ悪のレッテルを貼られているのか?
一般的に巻き肩になっている人は背中が丸く猫背になっていると言われる事も良くあるかと思います。実はその猫背も定義が曖昧で首が少し前に出ていても猫背、背中に丸みがあったら猫背とか、猫背はどういう姿勢かという定義が無いのがおかしな話なのです。
今回は猫背の話はまたにするとして、巻き肩の人は、胸の方の筋肉、小胸筋、大胸筋が過剰に緊張し硬くなるからそのせいで巻き肩になっていると言われています。なので、胸を張って、ストレッチして巻き肩にならないようにしましょう、となるわけです。
初めて聞いた人はなるほどと思うのですが、しっかりと肩の構造を見ていくとそれはおかしいということがわかってきます。
まず肩周りの骨の画像を見てみましょう。
肋骨は身体の前面から背面の背骨まで丸くカーブを描いて付いているのが分かると思います。その上に肩甲骨が乗っかっているような形です。


さっきちらっと話ししたけど、肋骨はカーブを描いていて肩甲骨は骨にポンと乗っかっている状態なので、骨の形状が巻き肩になって肩が前に出るのが正常なんですね。細かく言うと背骨を起点として、その面から30度前に肩が出ているのが正常なんだ。僕らが学生時代に習った教科書にもきちんとそのことは書いてますよ。巷で言われている胸を張って肩を水平の位置に置くのは肩甲骨が内側に寄ってしまい、胸側の筋肉も過剰に引っ張られかえって身体に無理な負荷がかかる姿勢となってきます。
靭帯の特性として粘性という特性があります。粘性とは一度伸びきってしまうと元に戻らない性質をしています。逆に筋肉は弾性の性質で、ゴムと同じのような性質なので伸ばしてもすぐに戻ります。

って胸張って生きていきこう!
あ、胸は張ったらダメか!笑
ってか、巻き肩美女可愛いすぎ☆。。(∀*。)